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中国初のスマートセンシング分野における国際科学技術機関が成都ハイテク産業開発区に設立

  • 執筆者の写真: 淅 王
    淅 王
  • 7月27日
  • 読了時間: 4分

5月23日、国際スマートセンシング学会設立大会および2026国際センシング技術・応用会議が成都ハイテク産業開発区で開幕した。世界14の国・地域から300人を超える専門家や研究者、企業関係者らが参加した。


開幕式では、国際スマートセンシング学会(ISST)が正式に発足した。これにより、中国西部で初めて、全国レベルの学会が主導して設立され、本部を北京以外に置く国際科学技術機関が成都ハイテク産業開発区に誕生した。



国際スマートセンシング学会(以下「学会」)は、中国計測・制御学会と英国王立計測制御学会が中心となり、世界10の国・地域から30を超える業界団体、トップレベルの大学、研究機関、リーディング企業とともに設立を進めてきた。約4年にわたる準備を経て、今年4月に中国民政部の認可を取得し、独立した法人格を有する非営利の国際科学技術機関として正式に発足した。


今後、学会は、先端センシング技術やマルチモーダルセンシング、情報融合、エッジAI・組込みセンシングなどの分野を中心に、世界のスマートセンシング技術の動向を把握し、研究の方向性や技術開発の指針を示していく。また、国際学術会議の開催や交流・連携の促進を通じて、世界の研究者が協力するためのプラットフォームを構築するほか、センシング技術の実用化を後押しし、社会・産業の発展に貢献する。さらに、専門研修や展示会の開催を通じて、世界のセンシング分野を担う人材の育成を後押しする。さらに、国際学術誌の発行や国際共同プロジェクトの推進、優れた科学者を顕彰する国際賞の創設などを通じて、世界における科学的発見と技術イノベーションを促進していく。



中国工程院院士で西安交通大学教授、国際スマートセンシング学会理事長の蒋庄徳氏は、「学会の設立は、世界のセンシング分野における連携とイノベーションをさらに進める大きな節目となる。世界中の研究者や技術者の力を結集し、科学技術の発展や国際交流を促進するとともに、国連『持続可能な開発のための2030アジェンダ』および持続可能な開発目標(SDGs)の実現にも貢献していきたい」と語った。また、世界中の研究者や企業、エンジニアに学会への参加を呼びかけ、「センシング分野のさらなる発展に向け、ともに取り組んでいきたい」と期待を寄せた。



なお、今回の開催地である成都ハイテク産業開発区は、中国で初めて「世界トップレベルのハイテクパーク」整備モデル地区に選定された園区の一つであり、中国西部初の国家自主イノベーションモデル区でもある。2025年の域内総生産は3,661億5,000万元に達し、「3+6+6」現代産業体系の構築も着実に進んでいる。同開発区では、電子情報、医療・ヘルスケア、デジタル経済の3大基幹産業をはじめ、人工知能、低空経済、ブレイン・マシン・インターフェースなどの新興・未来産業の育成にも力を入れている。また、国家レベルのイノベーションプラットフォームは累計70カ所に上り、85万人を超える人材が集積しているほか、「Honor of Kings」や「哪吒」といった大きな話題を呼んだデジタルコンテンツも生み出している。現在は、世界トップレベルのハイテクパークの実現に向けた取り組みを加速させている。


2025年、成都ハイテク産業開発区は、四川省全体のわずか0.049%の土地面積でありながら、域内総生産の5.4%、対内直接投資の16.7%、貿易総額の53.4%を生み出し、省内の外資系企業の45.4%が同開発区に集積している。成都ハイテク総合保税区は、輸出入規模と運営実績に関する全国評価で初めて2部門同時全国1位を獲得した。また、新川園区と中韓産業園は、四川省の対国別協力産業園区の総合評価でトップ3入りを果たした。さらに、このほど閉幕した「2026世界市長対話・成都」および「2026成都国際友好都市協力・発展大会」では、成都ハイテク産業開発区の活発なイノベーションと、多様性に富んだ都市としての魅力は、参加者から高い評価を受けた。



国際スマートセンシング学会の設立は、成都ハイテク産業開発区が対外開放を通じてイノベーションと産業の発展を進めてきたことを示す好例といえる。


今後は、中国・欧州センターに国際科学技術機関の集積拠点を整備するとともに、国際交流・協力のさらなる強化を図る。また、国際スマートセンシング学会と連携し、国際学術会議の開催や国際的な科学技術人材の育成を進めるほか、地域の科学技術企業との交流を深め、スマートセンシング産業の発展を後押ししていく。

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